9月の敬老の日を前に、テレビニュースでは単身の高齢世帯の増加を報じていまし
た。これから、単身者の世帯が増えつづけ、病気・入院・看取り・葬儀など第3者のサポ
ートが必要性をレポートしていました。
昨今のお墓の形も家族の形の多様化に合わせてお墓も色々できています。
● 誰とお墓に入るかを基準に
「個人墓」 「ご夫婦墓」「友人墓」 「家族墓」
● お墓の継承が求められない「個人向け」墓として
「樹木墓」「室内納骨堂」「合同納骨堂」「合祀墓」「永代供養墓」
など。
実際のお墓選びになると、考えることが多く、実際お墓のことは考えたくないのも
お墓選びではないでしょうか?。
そこで、お墓選びの際の前段階として考え方の整理をお勧め致します。
お墓選びではありません。
注意して頂きたいのは、お墓は自分のお金で買いますが、墓所は、民間霊園でも
寺院墓所でも永代使用料を払って「墓所を借りる権利」を買っているに、過ぎません。
従って、お墓の継承者がいなくなれば、墓所は返納し、墓石は撤去しなければなりませ
ん。(現在は墓所の所有は日本では、法律では認められていません。)
このシステムですと、お墓も継承者がいなければ、墓石は撤去しなければならないので
す。墓石の撤去費用とお骨をどうするか、悩みは残ります。
こうゆう理由で、上記のような、お墓の継承が求められない「個人向けお墓」が増えてき
ているのだと思います。
今の時代・家族の墓・個人の墓・お墓の継承の要・不要いずれの選択をされるにし
ても正解・不正解はありません。自分の気持ちと考えを大切にして、今までの常識にあま
り囚われず、下記の点を考えられると、お墓に自分の希望のお墓に近づけるのではないで
しょうか?
ポイント1 お墓を誰のためにつくるか考える
[家族のため・自分のため・先祖のため]
ポイント2 お墓を何年利用したいか考える
[100年 50年 30年 10年]
ポイント3 このお墓を利用することで得られるものはなにか?
親としての責任を果たせた
人生の記念碑
死後の安心
ポイント4 お墓の遺骨の供養を誰に託すか?
子供や孫
お寺
霊園
その他
このような事を整理して、お墓選びをはじめると、予算の掛け方・
お墓の大きさ・お墓の形など、自分の希望のお墓に近づくのでは
ないかと思います。